恭王府について

中国北京前海西街に位置する恭王府は、現存する最大規模の保存状態が完全な皇族の邸宅で、1982年に中華人民共和国によって「全国重点文物保護対象」に指定されました。
恭王府は清朝乾隆41年から51年(1776年~1787年)に創建され、当初は乾隆帝の私邸であったが、嘉慶4年(1799年)和坤が罪で自決した後は、嘉慶帝に慶郡王永●が賜って恭王府と称された。
2003年国家は恭王府の歴史文化と独特な建築を基礎として国立王府博物館を設立し、王府文化研究センターも立ち上げました。
現在、史上最大規模の修復工事が完了し、中国唯一の国立王府博物館として全面的に公開されている。
(●=りん)

恭王府と山中商会

【写真】恭王府と山中商会

1912年恭親王が軍隊の暴挙を治めるために、財宝を一括して山中商会に売却をしました。財宝はニューヨーク・ロンドン・日本でオークションが開催され販売されました。
王府修復に際して、財宝の詳細が不明でこの調査のために恭王府管理センター首脳陣が来日されました。
山中商会としてはニューヨークのオークション・カタログの寄贈(下記画像)、ロンドンオークションの情報提供、米国の王府財宝のトレース等で全面的な協力をしております。
寄贈されたニューヨークのオークション・カタログは修復に役立ち、王府で重要文献として永久保存頂けるそうです。


恭王府正門 1912年撮影(左から 金執事・陳執事・岡田友次氏・劉恵郷氏・山中定次郎氏・山中六三郎氏・管金福氏)

資料

画像をクリックするとPDFで拡大表示されます。


PDFを見るにはAdobe Readerが必要です。以下よりダウンロードできます。

Get Adobe Reader